今回、U隊長の結婚式出席にくっついて京都まで来ているわけですが、僕の目的(おいしいものをたべること)のメインは鳥彌三で水炊きをいただくことだ。
四条木屋町を下りて数分のところにあるんだが、四条をはさむと同じ木屋町の通りもまるで趣が異なる。というか夜の散歩にはいい感じの落ち着きっぷり。
個室に通され、記念にパチッとな。そして鴨川がすぐ窓の向こうに見える、ナイスシチュエーション。
まず、部屋に通されると、お茶と菓子が出されます。まぁゆっくりしなさいということなのか?宿みたいだ。
と思ったら、すぐに突き出しと肝炊きが出てきたヨ(なんのための茶がなんだか謎)。というか、この日はめちゃくちゃ忙しいらしい(後から聞いた)。仲居さん息切らしてたし、、、アスリート?
あと、料理の説明がないもんで、突き出しの内容が知りたくて、 (突き出しを指差して)これって何ですかって聞いたら
突き出しです
って年配の仲居さんにいわれたヨ。ミドル向けのギャグなのか?
肝炊きは甘く炊いてあって、臭みが少なくとても美味しい。レバー嫌いのU隊長もうまいうまいと言いながらパクパク食べてた。
皮せんべい。薄く塩味がついていてレモンを振って食べるとパリパリしてうまい。ビールがすすむ。
鍋を撮るのは忘れたが、白濁してます。とんこつスープみたいに。鶏がらだけでそうなるそうです。で、この水炊きのスープを器に取り分けて、鶉の卵を溶いて、辛味とかで味付けしていただきます。これがめちゃくちゃ旨い。もうこの時点でビールよりも燗がほしくなる。
具をポン酢などで。具は白菜や、湯葉、豆腐、鶏、しいたけ等といたってシンプル。ただ、ちょっと変わったほうれん草だと思って食べて青野菜を、U隊長が、これって何だろう?って言うので、仲居さんに確認したら、菊菜だそうです。
京野菜の菊菜って春菊と同じ種類らしい。それなのにぎざぎざがないの。で、それ聞いて食べたら、確かに春菊の味がした。でも菊菜のほうがずっとまろやか。
残った、白濁スープはお持ちかねの雑炊に。文句なしの旨さ。やり遂げた。
と思ったら、最後に水菓子。雑炊でお腹いっぱい食べたのでちょっと厳しかった。柿は江戸柿という種類で焼酎樽にいれてやわらかくしたらしい。とろけるうまさ(でも苦しかった)
とっても満足したのと、苦しすぎて、帰り道バーで一杯なんて気力もなくホテルに着いて、ぐったりしてた。そういや、露庵菊の井のときも同じパターンだったかも。