15122006 books
なんか最近、持て余してる感が強いなぁと思ってたところで、こういう本もかなりおもろかった、ちょっと経営層向けな感じもするが、色々と考えさせられることは確か。
でも、成果主義的なアプローチには向かないのかナァなんて思ったり。特にファーマは意外にwhat's to make よりhow to makeが重視されたりするからな。
こちらの図を使って考えてみるに、
- 成果主義的な評価は短期(六ヶ月おきとかにくる)なのでイノベーター的なチャレンジは難しい(というかそもそも評価対象にならないしな)。
- 上記の理由により、アーリーアダプターの立場も結構難しい(これまた評価対象になりづらい)
- (成果が明らかに短期で出せそうな)アーリーマジョリティっぽく振舞うのが吉(ここら辺は新しい試みっぽく見えるし、上の層に形として見せやすい)
- 上司は大概レートマジョリティ。それはさらに上がlaggardsだから。laggardsからみたら、レートマジョリティは先進的にみえるのかな?
じゃぁ、キャリア形成どうすんの?とかいう話になるけど、今だとケモインフォもバイオインフォもオープンソースなソフトウェアの充実度が著しく、色々と自分で勉強できるので、単にやる気だけの問題じゃないのとか最近思うようになってきたし、仕事のやり方もそうなってる気がする。
実際はまぁ、ドライ系だからそういう考え方ができるんであって、実験メインだとそういうわけにはいかんだろうし、ドライでもファーマ固有のHTSみたいなリアルな化合物をたくさん動かしたり、それから派生するインフォマティクスとかは別だとは思うけど。
で先日、鰻をつまみながら、ベンチャーのヒト(うちの会社から転職した)と話す機会があって、成果主義、成果主義って言われると上記みたいな感じになっちゃって息ぐるしいんすよねー(特に最近)みたいな話題になったら、
そういえば、そういうのもあったなぁ、成果主義(懐かしい)。そんな風に言えるのは企業にドップリ浸かってるからなんだよな~
と言われて、自分の視界の狭さに気付かされた。
なんか、どっぷり浸かりすぎなのかなぁ、、、、、
違うフィールドのヒトと話すと新鮮だし、そろそろ色々考えないといけない時期にきてんのかもしれん。