26052012 javascript Prezi
Preziの本なのか、筆者の考える発想論の本なのかよくわからないが、読んだ感じでは後者のニュアンスを強く持った。特に、preziをマインドマップがわりに使う(4章)話は普通にマインドマップ用のツール使えばいいじゃんと思ったのであまり役に立たなかった。
実際に役に立ったのは、5章のあたり。Preziのコツはマクロとミクロな視点を上手く組み合わせることで、マクロにみた時にPreziの絵が美しくあるべきという筆者の主張には共感を覚えた。
一方で、抜けてんじゃないの?って思ったのが、本書ではカメラワークが視聴者にどういう効果を与えるかの説明がまるでないところ。
Preziは一枚の巨大なキャンパスで世界を表現し、それを視点移動と回転、ズームイン、ズームアウトといった躍動感のあるカメラワークでプレゼンテーションを行う点にあります。
とか書いてあるのにねぇ。実際に大きな絵を描いても、プレゼンは動きにも制約されるだろうし、動きの与える効果にも絵の描き方が制約されるだろうし、この2つは切り離せないんじゃないかなぁ。
例えば、同じような話題を反転させながら移動させたら気持ち悪いし、対比させる内容が横とか縦にスライドされて表示されるのもまた変だ。
そういうあたりのカメラワークは映画やアニメーションの技法とかを参考にするんだろうなと思っていたので、そういう話題にも触れてることを期待して本書を買ったんだけど、まったく書いてなかった。なので、去年に買った本なんだけどエントリに上げてなかったという。
なんで突然エントリ書こうかなと思ったかというと、
というエントリをみつけたので、おーこれは期待できそう!と思ったから。色々手を入れれば自分好みのプレゼン作れそうですね。動きと配置のデザインパターンとかも溜まっていけば面白いんじゃないかなぁ。