RPAという言葉が流行っているようで、その定義を見るとなかなかそれっぽくて夢がある感じだった。
エンジニア目線で見るRPA(1)によると
- Class 1 : 定型業務の自動化 (Robotic Process Automation)
- Class 2 : 非定型業務の自動化 (Enhanced Process Automation)
- Class 3 : 高度な自律化 (Cognitive Automation)
という三段階に分かれていて、現状Class1の段階にあるらしい。まぁClass2とClass1のハードルはかなり高いしそうでしょうね。まぁでもClass1程度の仕事だったら昔からあると思うし、みんなやってるでしょうって感じで今更感ありまくり。Class1はエンジニアの仕事っぽいけどClass2,3はデータサイエンスな感じですね。だからClass2,3で夢を見させてエンジニアリングでお金をとるというビジネスモデルはちょっとセコいなと思いました。Class1の仕事なんて前職で散々やってきたし、やってない会社ってどんだけ遅れてんの?っていいたいけど、今の会社は超遅れてるからあまりディスれないw
あとコーディングしなくてもRPAができるっていう話もPiplinePilotとかKnimeのことか!っていう感じの既視感があって、ああいうツールをノンプログラマーに与えて出来たもののスパゲッティ感もよくわかっているのと、ベンダーロックされるのであまりいいことないと思うし、ちゃんと保守できるようなプログラマーを雇ったほうが長期的なコスパは高いと思う。
それよりもRPAがうまくいくかどうかっていうのは、RPAツールの導入よりも、RPAツール導入のせいで職を奪われた人間に代わりに何をやらせて、そのモチベーションをどう維持するかとか考えないといけないところにかかっているのではないかと思う。そもそも、定形業務にしがみつくような人間は向上心なんて期待できないでしょう。そのあたり上手くやれるマネジメント力がいちばん重要なんじゃないかなぁと。
Perlの教えにもあるようにlazinessは重要で、(今やってる)仕事が面倒だからどうにかしてその仕事を減らすっていうマインドがないとRPAってのもうまくいかないんじゃないかなぁと思う。