26 02 2013 javascript Tweet
一応クックブックという体裁をとっているんだけど、ストーリー性があるし、細かい点はミニレシピという形で記述されているので、ノードでサーバー立ててプロダクションまでもっていくというような内容になっている。もちろんクックブックなのでNodeの基礎的な事柄は知っているという前提。
本書は、Node.jsを使っての簡単なWebサーバの構築にはじまり、Webアプリケーションやコマンドラインアプリケーションの構築、そして自作Nodeモジュールの開発までをスムーズに学習できるように構成しています。 MySQLやMongoDB、CouchDB、Redisといった各種データベースとのインタフェイスや、WebSocketの組み込み方、SMTPなどのプロトコルとのインタフェイスといった基本的な事項を学びます。 さらにデータストリームの処理方法やセキュリティを考慮した実装、そして開発したアプリケーションを本番環境で動作させるまでのさまざまなレシピを掲載しています。
Expressでウェブサービスを作りたいのであれば買いだと思う。Node.jsだけでウェブサーバーを実装する方法(1,2章)は丁寧に解説されていてわかり易かったし、4章のデータベース接続もMySQL,MongoDB,Couch,Redisの説明がひと通りされているし、5章ではwebsocketも軽く触れられいてる(今は開発の止まっているnowjsも)。
やはり6,7章のExpressとセキュリティの話題が一番おもしろくて、どういったあたりに気を使えばいいのかが丁寧に解説されていて良かった。
いまメインで使っているFlaskでなぜかセッションが入れ替わるという問題を解決できなくて悩んでいるので、次にサービス作るんだったら Expressでもいいかなぁと思い始めている。YesodとかSnapという選択肢もあるんだけど、Stylus+nibとかSass+Compassみたいなフレームワーク使いたいので悩んでいる。
LESSというよりbootstrapは乗っかっている時にはスイスイ進むんだけど流儀から外れることをやろうとすると途端に牙をむく感じだしなぁ。CSSとかHTMLのフレームワークはRoRみたいなWAFと違ってすぐに手を入れたくなるだろうから、あんまりフルスタックすぎるのもどうなのかなぁと思ったりもする。いじるのが前提でミニマルで拡張しやすいほうがいいんじゃないかなぁと。
ちなみに9章のテストの話はいまいちだった。今読んでいるtestable javascriptのほうが楽しい。