「HTML5が何を目指しているか」の入門書。初心者向けではないし、tips集とかコード例が載っている本ではない。文書の構造と意味付けに始まり、HTML5で登場した新しい機能をサクサクと説明してある。
特に10章はセマンティクスとか知らないと難しいかもしれないが、未来を感じさせられる内容だ。というかbioinformaticsなんかでは10年以上前からRDFとかセマンティックwebとかずっと言われ続けてきてると思うが、なかなか普及してないような気がする。けど本書を読んでpubmedとか出版社とか化合物のマイクロデータとか整備すればかなり面白いんじゃないかなぁとおもうんだけどねぇ。
9章のwebフォームも読んだら早速使いたくなる内容だった。一方8章のオフラインウェブアプリはちょっと身近な具体例が思い浮かばなかった。