19 02 2011 javascript Tweet
Perl Best PracticesのJavascript版という位置づけの本かな(でも薄い)
まえがきにもこう書いてある
この本は入門書ではありません。Javascriptの技をもう一段上に引き上げたい、そういう開発者やプログラマを想定しています。
Perl Best PracticesとかエキスパートPythonプログラミングを読んでるようなヒトが「Javascriptのお作法ってどうすればいいのかね?」となったときに役立つことが書いてあると思う。
二章にコーディングの作法が載っているでひと通り目を通すと良い感じ。
ちなみに個人的には最近読書会でJavascriptの名前空間ってどう管理すんだよ?という疑問がわいてそのままだったのだけど5章に丁寧に書いてあったのですっきりして良かった。
6章はコンストラクタと継承の話で、これだけに一章を割いている。クラスっぽく書くやり方をクラシカル、プロトタイプベースの継承をモダンって読んで両方紹介してた。
7章はいわゆるデザパタ。GoFのデザインパターンのうちの9つを紹介しているが、この章はあまり興味が持てなかったので流し読みした。
8章はブラウザでのパターンの紹介。
4,5,6章が特に面白く読めた。
JGPは良いJavascriptの文法を学ぼうという本なのに対して、本書は実用的なJavascriptを書くにはどうしたらよいかに対してヒントを与える本かな。