10 07 2010 chemoinformatics Tweet
昨日のワークショップでは、面白い話が聞けてよかった。いくつかアイデアが浮かんだのでメモっておく。特に二次会の他愛のない話はブレスト的でよかった。
文献中の画像から分類
どういう解析をしたらいいかわからないとか、どういうグラフとかプロットが好まれるのかわからないという話があって、解析結果を含む(当該ソフトウェア名を含むとかで絞るのか?)論文を集めてきて、pdfから画像を抜き出し、プロット、チャートを画像類似検索とか組み合わせて、検索できるサイトがあれば便利なんじゃなかろうか?
R Graphical Manualの論文版みたいな感じ。
Patentと文献を自動的に解析
製薬企業が文献を出すのは、色々制約があって(故に制約企業)。たいていはプロジェクトがポシャったとき(またはゴールしたとき)と相場が決まっているので、patent中の実施例化合物名を会社名と紐付けて収集しておいてデータベース化しておいて、論文が出たらそっちのデータベースと照会するっていうのはどうかなと。パテントは結構そのプロジェクトのトーンがわかるでしょう(例えば実施例がやたらと多いパテントとかやっつけ仕事か?とか)。あと論文とかも学位対策か?とかもauthorと特許の出願者照らし合わせながらみればわかったりしませんかね。BMCLとか、「実験記録じゃねーのこれは?」というのが結構多くて、なんでこんなもん投稿すんのかなぁとか思ったりして背景が知りたかったりするのですよね。学位対策度87%とか出てくればdiscussionのとこだけ読んでたいしたことなければ読み飛ばして終了とかできるのでありがたかったりする。
というように、文献検索系のマイニングをビジネスというか組織ハックとか業界ハック的な側面から考えていくと色々面白そうなこともやれるよなぁと。