19 07 2007 chemoinformatics Tweet
構造活性相関(2D,3D-QSAR)とかで、アッセイ系の精度が気になって仕方がない。なんか生データはもちろんだし、さらに実験者の手技まで気になって数字をまともに受け取れない。
と同時に、構造も厳密に求めたくなり、量子化学計算でいちいち構造最適化しないと安心できない。
そんな感じで深みにはまっていった結果、一つの確信を得た。
活性の不確かさΔActを厳密に求めようとすると、構造の不確かさΔConfが増えていく、まだその逆も然り
これを、SARの不確定性原理と名付けてみた。
僕らは、予測モデルの精度を上げるために、厳密に活性コンフォメーションを求めたいし、ノイズのないアッセイデータを使いたい。でも常に、どちらかのノイズが邪魔をして満足のいく予測モデルはつくれない。
というわけで、QSARなんてばらつきを許容するような手法でやってるぐらいがちょうどいいのかもねーという結論に達し、同時にDrugDesignへのモチベーションがやや失せてきた。
という夢を見た。